第5話「共鳴」

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二条達也「そうかよっ!!!?」二条は唾を吐き捨ててそう言い放つと…構えを変える。 高咲美亜「ひひっあっははは(笑)!!?先生!!?やっと本気になってくれたんですね?」   二条達也「そうだよっ!!?嬉しいだろ?先生の特別授業だぜ?」  高咲美亜「あっはははは(笑)!!?良いですねぇ?さいっこうですっ!!?」 二条達也「なぁ?高咲?引き返すなら今の内にしといた方が良いぜっ!!!?」二条は眉間にシワを寄せて…そう言い放つとフゥーっと息を吐いて…高咲をジッと睨み付けたっ!!!? この時…二条達也は「確信」していた。「高咲美亜」という女の中に掬う「狂気」に対抗するには「自身」もまた「人」の「理」を外れなくてはならないと…そう全ては「ノア」と出会った時から…決まっていたのであるっ!!?彼女と戦う事も…二条達也がこの世界に来る事も…そして全ての事象の中に見えた「構築式」は今ゆっくりと確実に二条という人間に混ざり合って溶け合ってゆく。 黒く染まる夕闇に照らされた…太陽が日に堕ちる様に…「アカシックレコード」の内側に見えた(真理)の(扉)は…この世界から…「高咲美亜」という「存在」を弾き出そうとしていた。 二条達也という青年が「サードループ」の「先」に見えたその(輪廻)の(花)は神にすら変える事の出来ない運命(さだめ)だと…理解するまでにどれ程の年月を費やしたかわからないっ!!!!?それでも彼は決して諦めなかった。いつか咲かせると誓った「花」がそっと咲き誇るのを信じて…あらゆる事象を捻じ曲げていく。その道の先に「光」があると信じてっ!!!? ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                     END 突然襲ってきた高咲に困惑した二条だったが…何とか持ち堪えていた。一方で…その戦いを見詰めていた男は…二条に苦言を促した。その時に見えた空は何よりも深い蒼色をしていた。そして…いよいよ2人の勝負に決着がついて…次週「輪廻」「第6話へ続く」        
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