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この刀は良き刀になる!
必ずや私の手で倭の国一の名刀にしてみせる!
この刀の銘は………!
お前には……きっと良き心を持った者が持って欲しいものだー
や……やめてくれ……その刀だけは……ー
貴様には似合わぬ刀だ!
ぐぅっ……ー
へへ……逆らわなければ、良きものを…たかが刀1つにここまでするとは、な!
我は……何の為に……。
我を作ってくれた刀鍛冶は……妬み、エゴ、傲慢によって殺された。我を使われ、心臓を貫かれた。
我が主は、我をその様な負の感情を持った者に持たれ、無念さだけが残していた。
弐耶津剛十三……。
最後まで私の銘を呼びながら力尽きた。
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