永遠

大雨

大雨の中、男はへとへとになり疲れきってやっと見つけた小さな家に助けを求めた。
「すみません。助けてください。中に…入れてください…」力を出し切って言ったが返事が来ない。
「はい？」とゆっくり出てきたのは女神のような女性だった。
気絶した。
「あら、起きました？」と女性は俺を家の中の暖炉の前まで運んでくれたらしい。とても暖かい。
「ココアをどうぞ」と差し出してくれたココアはとても暖かかった。
「ありがとうございます。僕は、匡(こう)です。隣の街から逃げてきました。」
「そう。｣その女性は、何も聞いてこなかった。安心したのかもう一眠りした。