雨上がり

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雨上がり

朝になっていた。 「おはようございます。」 「おはよう。朝ごはん出来ました」 「ありがとうございます。今日は、いい天気ですね。」 「そうね」 女性は、謎に包まれていた。少し、昔の服を着て、レトロ?古い感じの家に1人で住んでいるのに左手の薬指に指輪をしているから結婚しているのかでも、家は小さいし旦那さんらしき人は見かけない。亡くなってしまったのか。何も分からない。 今日の夜、俺はうなされていた。飛び起きると女性が「大丈夫ですか?」と心配そうに見てきた。いつも2階で寝てるから2階まで聴こえてたと思うと恥ずかしい。 「紅茶入れます。」 「ありがとう…ございます。」 女性が入れてきたのはレモンバームのハーブティーだった。とても、爽やかで落ち着く香りだった。 「雨降ってますね。」 「そうですね」 「だから、うなされてたのかもしれないです」 「そうなんですね」 「あの、あなたの名前は?」 「永遠よ」 「永遠さん、まだ、家に居てもいいですか?」 「いいわよ」
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