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ケンノエは周りの空間が捻じ曲げられていくような感覚を覚えた。
(何なんだこれは?一体どうなっている……?)
ケンノエは違和感を覚えたがきっと働き過ぎたからなんだろうと思う事にした。
いつも通り出勤した。
ケンノエの姿を見たジャックは思った。
(ふふふお前の転落していく姿が見ものだわ!)
とケンノエの様子を見守る事にした。
「おはようございます!」
いつも通りケンノエは挨拶するが相手のメイドは一瞬睨み、立ち去っていく。
(さっきの人どうしたんだろう機嫌が悪いのかな?)と特に気にも止めなかったケンノエだった。
ケンノエは出会う人々に挨拶を交わしていくのだが皆無視をしていった。
(なんだ?僕が何かやらかしたのかな?)
とそんな時肩からぶつかられるケンノエ。
「痛っ何するんだ!」
ケンノエは叫ぶが相手の執事はケンノエを無視していく。
「おい待てよ!」
ケンノエは相手の肩を掴むがそれを見たメイドが「きゃー誰か来て!!」と叫ぶ。
一連は騒ぎとなったがケンノエが一方的に責められる事になった。
(あぁくそ、今日は厄日かな?それよりミールちゃんはどうしたんだ?)
ケンノエはそこがミール達のいない異空間である事に気づかずミールを探した。
(この一連はいつもは俺が味わっている事だ。しかしだからと言って俺はお前を許さないぞ!お前は俺に恥をかかせたのだからな!)
ジャックは愉快そうにいつになく肩身の狭いケンノエを嘲笑っていた。
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