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呪いによりミールからケンノエの記憶は無くなってしまう。
時間軸が変わり起こった身の回りの事も何もかもが変わってしまった。
変わらないのはミールが7歳の時からスイーツ城に仕えている事。
そして祐輔と言う少年と付き合っている事だった。
しかし夢の中で謎の人物に会う事が多かった。
『ミール!会いたかったよ!』
「誰ですか?貴方は?」
『怒っているのかい?僕だよケンノエだよ!』
「覚えていません、会った事ありましたっけ?」
『酷いよミール、本当に覚えてないのかい?』
ミールとケンノエがこうして話し合っている時向こうから祐輔がやってくる。
「貴様誰だ!ミールに近づくな!」
『うわぁやめてくれ祐輔君!ケンノエだよこないだ助けただろ?』
「知るかアンタは会った事なんてない!」
祐輔はケンノエを殴りまくる。
「祐輔やめてーー!!」
ーーー
「はっ!」
ミールは目覚める。
「夢か…今の人は誰?ケンノエ…?聞いた事あるような…無いような…」
夢に出てきた彼に頭を悩ませるミール。
「考えたってしょうがないわ、仕事に行きましょう…」
気を切り替えてミールは通勤する。
「おはようございます!」
「おはようございます!」
挨拶が飛び交いミールも挨拶しては返される。
あれから15年経ちミールは22歳になった。
後輩も出来て仕事には大分慣れている。
「おはようミール君」
「あ、ノフィン先輩おはようございます」
ノフィン、ミールの教育係、ケンノエのいないこの時間軸で7歳のうちから就いた者だ。
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