ノフィンVSマドン

2/10
前へ
/50ページ
次へ
マドンはノーナを担ぎアジトに向かっていた。 「この小娘は儂の為に働く殺人マシーンとして育ててやる!カースマルツと同じようにな!」 その時何処かから薔薇が飛んで来る。 マドンの足元に薔薇の先端が突き刺さった。 「何奴(なにやつ)!?」 マドンは薔薇を投げた人物を見据える。 「マドンだな?その赤ん坊はケンノエさんのものだ!返してあげてくれないか?」 ノフィンが催促する。 「嫌だね!このガキは大事な道具なのでね、そう簡単には渡せないね!」 「なら力づくにでも!」 ノフィンは剣を抜いてマドンに向かった。 マドンも剣を抜いて迎撃する。 キイン! 剣と剣のぶつかり合う音が轟いた。 「ちいやるな!」 「まだまだこれからよ!」 キインキイン!! 押して押されての戦いが繰り広げられる。 「薔薇の舞!!」 「シャドウエッジ!!」 ノフィンは薔薇の舞を仕掛けたがマドンはシャドウエッジで無効化させた。 「何!?」 「儂の呪詛を甘く見てもらっては困る!」 マドンは呪詛を唱え始めた。 呪詛はノフィンの中に入ってくる。 すると無数のカラスが飛んできてノフィンを突き始めた。 「痛い痛い痛い!」 「はっはっはせいぜい苦しめ!」 ノフィンがカラスの群れにやられているうちにマドンはノーナを連れ去っていく。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加