ノフィンVSマドン

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バイクは確実にマドンを捕らえる。 後10メートル………5メートル………。 「油断したなケンノエ!我の技は呪詛だけでは無い!!」 「何っ!?」 するとマドンはローブを脱ぐ。 「!!!」 なんとマドンは全身機械となっていた。 彼は体を変形させあちこちに砲口を出現させる。 そしてこれらをケンノエ達に向けた。 「これでお前達は終わりだ!!」 マドンの砲口からはミサイルが発射された。 ドォンドォン!! 凄まじい爆発、轟音、そして煙がケンノエ達を覆う。 「くそっ!こんなもの……!」 ケンノエはガムシャラにマドンを追う。 そして至近距離までにやって来た。 「さあマドン勝負だ!」 ノフィンが立ち上がりマドンに勝負を挑む。 「勝負だと?ちょこざいなガキだ。この機械仕掛けの体に勝てるとでも?」 ドカンドカンドカン!! ノフィンとマドンが激闘を繰り広げる。 「うわーーーーぁ!!」 ノフィンがぶっ飛ばされてしまった。 「ノフィン!くそ貴様!」 次はケンノエが挑む。 「往生際が悪いな貴様も!」 マドンは砲口を仕舞い刃物を数箇所を出現させてケンノエを斬り刻む。 「ぐああああぁ!!!」 「ケンノエ!!」 ケンノエに無数の刃が食い込まれ全身血飛沫が上がる。 「なんて無茶な事を……このままじゃ死んでしまうぞ!」 「これから俺は自爆する…!お前と共にな!」 なんとケンノエの腰にはダイナマイトが仕掛けられていた。 「ケンノエ…お前ってやつは!」とノフィン。 「俺はこうなる事を見越して自爆する用意をしていたのだよ。マドンと戦うとなったらそれだけの覚悟が必要だ!」 「馬鹿め!ノーナがいるって事を忘れたのか!?」 「心配するな……ノーナは俺が掴んでいる!」 確かにノーナはケンノエの手で掴まれていた。
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