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「ノフィン受け取れ!」
ケンノエはノーナをノフィンの方向にぶん投げた。
ノフィンは慌ててノーナを受け取る。
「ノフィン!その子は俺の代わりにお前が育てるんだ!」
「俺がか!?」
ノフィンはテンパっている。
「あぁ、マドンがろくでなしにするよりはよっぽど良い!そうだスイーツ城に預けると良い!そこにはミールもいるしな!」
「………わかった、ノーナちゃんは僕とミールで面倒見よう…娘も可愛がってくれるだろう…」
ノフィンはケンノエは助からないと悟った。
だってマドンに身体中ぶっ刺されているから。
「くそっ!お前達の思い通りにはさせんぞ!!」
マドンはノフィンからノーナを取り返そうとする。
しかしケンノエがそれを阻止する。
「くっ死に損ないから何故これほどのパワーが……」
「俺はノーナの父親だ、マルツはお前の手で駄目になってしまったが……ノーナはそうさせる訳にはいかん!」
「くそ……やめろ……うあぁーー!!」
そしてケンノエの腰に仕掛けられたダイナマイトはリミットを切った。
ドオオオオォンと言う轟音と地響き。
そうケンノエは自爆したのだマドンを抱えて。
ノフィンは白馬に乗ってノーナを抱えていた。
「ケンノエ……お前の死は無駄にはしない!ノーナはミール君とナリ坊と共に育てよう」
とそんな時見窄らしい姿をした少女二人がノフィンの目の前に現れた。
ノフィンは慌ててドゥ!ドゥと白馬を止める。
「危ないじゃないかお前達!」
見窄らしい少女達は言った。
「実はその子は私達の妹です……ケンノエに奪われ取り返しに来ました……」
「どうかお願いです……その子を私達にください………」
と少女達はノフィンに頼み込む。
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