エピローグ

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そしてそしてリコッタ城ーーー リコッタはなんとリコッタ城の令嬢だった。 そしてそして恵まれない孤児を雇い「リコッターズ」を結成しようとしていた。 「私はリコッタ!そしてそして貴女達はこれからリコッターズのメンバーよ!私の手となり足となり働きなさい!そうしたら毎日の安定した生活を約束するわ!」 「しかししかし、私達しかいませんが?」 マルツが言う。 リコッタ以外にはカースマルツの双子と抱かれた赤ん坊のノーナしかいなかった。 そうその当時リコッタの考えたそれは無謀なもので自ら経営者となろうとしているのだから当然の事である。 しかもリコッタはまだ15歳、経営者のいろはについて右も左もわからないのだ。 「うるさいわねまだ立ち上げたばっかりなの!これから大きくなるわよ!!」 リコッタはムキになる。 「私はスイーツ城には積もりに積もる恨みがあるの!奴らは城の令嬢である私に大恥をかかせたわ!」 次はリコッタの愚痴話が始まる。 ようはリコッタは立派な教養を身につける為にスイーツ城でバイトの体験をしたのだが皆に笑われた経緯があるのだ。 (しょうもな…) (こんなのが主でこれから大丈夫なのだろうか?) (まあ良いわここにはお金もあるしいざとなれば私達が乗っ取れば良いのよ) (そうですな何せ私達は城を腐食させるカースマルツなのだから!) そして色々問題のある者や身寄りの無い者が集まりリコッターズが現れるのだ。 そしてノーナもその一員となるのだがそれはまだ先の話…。
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