「決断の時」

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そう思った時、私は目が覚めた。 辺りを見回すと、そこは自分の部屋だった。 そっか、これは夢だったんだ。 神様に最後に会ったのは、3年前の卒業式の2日前。 卒業式の日は、運悪く神様と話せなかったし、何もお礼も言えないまま会えなくなってしまった。 もっと早く大学に合格できていれば、いや、もしあと1年早く生まれて、学年に入学していたら、今は変わっていたのだろうか。 今日の夢を見て、そう思わずにはいられなかった。 私は、今日の夢を忘れることができず、友達のアキに電話をすることにした。 誰かに話したくなった時、一番にアキに話したいと思うから。
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