Ep05:聖女の怒り

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Ep05:聖女の怒り

ジヴァ様 急いで馬具を用意致します。 馬は3頭しか…… 致し方ない ゴーセナイトはスピカと クルーク王子はイプシロン 私は聖女様と ペイシャク王子はこちらに残って下さい。 もし帝国軍の奴らがきたら頼みますぞ え、俺は残るのか・・ 馬がないので申し訳ございません。 ご辛抱願います。 わかった、クルーク俺の分まで頼んだぞ。 ああ、兄さん帝国軍を倒してやるよ。 さぁ、急ぎましょう。 やつらより先に城にも戻らねば ジヴァ達は馬を操り疾風のごとく森の中を駆け抜けていく。 急がねば、ベクルクス王国が アルデバラン国王が危ない 聖女たちは城を目指して、馬を飛ばした… ◇◇ しかし…戻った時には… 城は闇夜の中から飛行艇で攻撃され、無残な姿に 間に合わなかったか… ジヴァ様、後ろに飛行艇が 飛行艇には帝国軍の奴らが、笑い声と共に こんな城などいとも簡単に 焼きつくしてやれる 今日はこの艇の試し撃ちの標的に してやったぞ。 その者は何度も高笑いをしていた。 あなたは誰ですか、名乗りなさい! 貴様こそ誰だ 「私はピッチカート」 あぁなるほど王国を助けにきた聖女か お前など何の役にも立たんぞ 私は帝国軍最高指揮官の「アルフェラッソ」 だ覚えておけ。 アルフェラッソ! あんな奴らは俺が皆殺しにしてやる 待て、「テーオーソロス」 アウストラリス様に皆殺しにはするなと 命令されておる。 今日はここまでだ! テーオーソロス! ジヴァあれがテーオーソロスなの? そうです、ピッチカート様 ジヴァ様、本当ですか? 母上を殺した者ですか そうです、テーオーソロスです。 陛下と私が切り落とした右腕の先が ありません、まちがいなくテーオーソロス 王妃の命を奪った者です。 ちきしょう、母上の仇を… クルーク王子だめです。 今は分が悪いです あいつが民達を苦しめて、王妃まで 殺した奴なのね どうされました、ピッチカート様 ジヴァ離れていて! ピッチカートは前世の記憶がフラッシュバックし、怒りが頂点に達した!剣を高く突き上げると 空高くに雷光が集まり稲妻とかす。 やがてその稲妻は剣に集まり剣先を回し始めると稲妻は竜巻を呼び ピッチカートは空に浮かぶ飛行艇を一気にぶった斬る その瞬間、雷鳴轟き厳霊いかつちの光が 飛行艇の翼に突き刺さり 爆音とともに翼が焼け落ちていった。 アルフェラッソ様 緊急事態です 翼が落とされ操縦が不能です。 えぃ、うろたえるな! なんとか立て直し 旋回してもどるのだ 艇を落とすわけにいかん あいつ!俺がやっつけてきてやる ダメだ艇がこの状態でこれ以上 何も失うわけにはいかん。 ジヴァがいてペル魔も呼ばれたら 不利だ、それとあのピッチカートが狙いを 定めれば我々も危ない。 今はもどるぞ 撤退だ! ペル魔だと、あの裏切り者は 俺がやるからな… ピッチカートはその場に倒れこんだ.... ◇◇ ピッチカート様大丈夫ですか? 私はなにかしたの? はい、その剣であの飛行艇を 一発で仕留めました。、 ちゃんと狙いを定めていたら 撃沈しておりました 何か急に前世の記憶と今の記憶の 怒りがフラッシュバックして あとは覚えていないの そうですか、ただ無謀なことでした 早くコントロールできるようにならないと 命がいくつあっても足りませぬ。 そうだクルーク王子 ペイシャク王子とアルデバラン国王が ご無事か見てきて下さい。 はい、ジヴァ様 みたか、スピカ あの聖女様の剣、やはり聖女様は すごい力をお持ちだぁ 私たちの魔術剣は足元にも及ばない ゴーシェナイトはあまりにも強力な 攻撃に呆然としていた 本当の力をコントロールできたら 恐ろしいパワーの攻撃になる 飛行艇なども恐れるに足りない。 こりゃ、頼もしい方だ やっぱり聖女様だぁ
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