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もうダメだ。
腕の感覚もなくなってきた。
足は?動いてる?
フォームか乱れているのが自分でもわかる。
それでも走らなければ。そうでなければ。
その時。
「アスカー!!絶対勝つって言ったやろ!!」
あぁ。リコの声だ。
そうだ。私は勝つって約束した。
勝って、それから…。
それから、告白するつもりだ。
私はどうしようもなく貴方が好きだったって。
自分自身と常に戦ってた貴方が輝いて見えたって。
まだ足は動く。腕も動く。
なんとか着いていく。終わってから倒れようとも。
今この瞬間、私の限界を超えてやる。
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