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「それで、伝えたいことってなんやったん?」
泣き止んだばかりで目を真っ赤にした私に、
リコは今の私が1番触れてほしくない話題に触れた。
「それ、今、聞く?
てか、私リコに負けたけど…。」
「いやいや、気になるやろ!
私に勝ってまでしたいことってなによ?」
リコはいたずらな顔で笑った。
ほんっとずるい。どんなことも許してしまう笑顔だ。
負けたとはいえ、伝えなきゃ。
私はきっと、死ぬまで後悔する。
「こっち。来て。」
私はリコの手を引いて、できるだけ人目につかない場所に移動した。
「あのね、実は私、リコが好きやねん。
友達としてじゃなくて、それ以上の気持ち。」
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