「今日、僕の命が終わってしまっても───」

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そうして、僕と陽香は出かける準備をして、駅へと向かった 「ところでさ…真くん、最初はどこに行くの?」 「最初は、陽香との初デートの場所だよ」 「…前ヶ原公園?」 「そう、そこだよ」 「…最近あんまり行って無かったもんね」 そうして僕らは前ヶ原公園へと向かう。 「…着いたね」 「…だね」 そんな事を言いながら、僕らは思い出の展望台へと向かった。 「…凄い懐かしいね」 「うん、ここで真君が告白してくれたんだよね…」 「うん、あの時は本当に緊張したなぁ」 「あはは、でも、嬉しかったよ?」 「なら、緊張した甲斐があったよ」 「ところで、次はどこに行くの?」 「…水族館かな」 「水族館…って事は…」 「僕らがデートしているところをクラスメイトに見つかった場所だね」 「あー…あの時はなんか気まずかったよね…」 「でも、今となってはいい思い出だけどね」 「うん!じゃあ、早速向かおうよ!」 そう言って彼女は僕を急かす。そうして、僕らは水族館に向かった。 それから水族館に着くと、僕らは早速チケットを買って入場する。 「どこ見に行こうか?ココで1日過ごす訳にはいかないし…」 「…私、イルカショー見に行きたい!」 「そういえば、あの時もイルカショー見たんだっけ?」 「そうそう!だからさ、今回も行こ!」 「いいよー」
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