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 口の周りに少しだけヨーグルトを付けながら、娘の凛はそう楽しげに私に報告した。私は凛を見て思わず笑いを零すと、口元を指差した。 「凛ここ、ヨーグルト付いてるよ…」 途端に凛は自分の唇を服の袖でザーッと拭った。見ていた私は何とも言えない声を漏らし、椅子から腰を上げた。
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