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色とりどりの布の切れ端があちらこちらに散らばっている。
雑然としている中でもふと香る部屋の主の匂いに酷く安心してとても心地のいい空間で素肌を晒していた。
薫さんの部屋で甘い行為を始めてから数十分。薫さんの情熱的な愛撫にもうそれだけでいっぱいいっぱいになっていた。
薫さんの形のいい長い指が肌の上で妖艶な動きを繰り返し、私をどんどん知らない世界へと誘って行く。
優しい手つきは徐々に下に移って行き、そして薄い茂みを割って滑り込ませた薫さんの指を私の中はいやらしい音を立てながら呑み込んでいた。
クポンクポッと音が少しずつ大きくなり、それと共に私の中はジンジンと熱くうねっている気がした。
「ルイカ、もう欲しいっていってるね。嬉しいな、こんなに濡れてくれるなんて。もう僕も我慢の限界だよ」
静かに抜かれた指の刺激で少しフルっと見悶えた。だけど次に目に入ったソレを見て驚いてしまった。
「ルイカ、いい? ルイカの中に挿入っても」
「そ、それ……」
「ん?」
「そんな大きなモノがは、挿入る、んですか?」
「……」
信じられなかった。だって見たこともないようなこんなに大きなモノが薫さんにあっただなんて……
(あんなの今まで何処にあったっていうの?!)
あんなに大きかったら外からでも分かってしまうんじゃないのかと不思議でならなかった。
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