はじめてどうし

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 気持ちに踏ん切りが付き、紫崎のバスローブをはだけさせた。飲んだ時の事を思い出して、内股へ手を滑らせる。 「ここ、最初はちゃんと気持ち良くしてやれなかったから……手の方が良いか?」 「いや、気持ち良かったけど……こっちの問題で起たなかっただけだから、出来れば……」  まだ少しED騒動を根に持っていて拗ねているけど、口でされたのは嫌じゃなかったらしい。そう察して、可愛がる様に赤みを帯びた彼の頬を撫でる。 「わかった。それじゃあ足、広げて……」  すると、紫崎は恥ずかしそうに足で床を擦り、自分のモノが見える様広げた。  頬から手を放したら、俺は立ち上がって彼の足の間に跪く。そして、目の前にあるモノを恍惚の表情で何度も舐め上げた。ゆっくりながらも、徐々に動きを大きくして。 「ん……くぅっ!」  苦悶の表情ながらも、紫崎はずっと俺に視線を定めていた。それが俺の興奮を誘って、俺を厭らしくさせる。 「むらさきっ、んんっ!」  最初はゆっくりって思ってたのに、彼にしゃぶり付いて舌や口を激しく動かした。  呼応するみたいに彼の呼吸も乱れていき、腰も揺れ始めている。  もう、お互いにスイッチが入っていた。 「ぁっ、はぁ、っ、皐月さっ、ぁ!」 「んぅっ、ひもひぃっ?」 「んっ、そこで喋んなっ、ぁっ」  紫崎のは質量をどんどん増していき、俺の顎も疲れてくる。 (これで奥っ、激しく突かれたらっ、絶対気持ち良いっ)  それを想像してしまって更に興奮するけど、動きはだんだんと緩めていった。奥に欲しいからこそ、抑えないとって思って。  紫崎も少しずつ腰の揺れをセーブしてて、意図をわかってくれたみたいだ。俺の肩を掴んで、腰を引いた。  荒い呼吸を整えて、指で俺の口許を拭ってくれたけど、今度はその指に俺は舌を這わせた。紫崎の肩が一瞬震えたけど、見上げてねだる。 「これで、俺の慣らしてっ」  舌を出し、唾液で指を濡らしている俺の姿が彼にはどう映っているのか。見られ方にまだ不安はあったけど、彼は指を俺の舌の上に移動させて更に濡らしていた。
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