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格闘ゲームを性的に見るのは 俺だけじゃないと思いたい
格闘ゲームで女キャラが男キャラに絞め技をかけられるのを見て下半身を元気にする野郎どもは多い。
が、俺は男キャラ同士でも、肌を合わせていなくても、闘志を燃やして戦うさまを眺めているだけで腰を火照らせて、もぞもぞ。
お気にいりの組みあわせは、日本人で剣道家のコンド―とフランス人で貴公子のシャルル。
シャルルは、貴族が乗馬をするような気どった格好をし、鞭を持って馬をつれている。
戦いの最中、馬に跳び乗ったり駆けたり跳躍したり、後ろ足で蹴らせたりと、トリッキーな戦い方を披露。
対して一本気なコンド―は、真正面から木刀をふるうのが主で、防御も攻撃もあまり意表を突く動きをしない。
「まっすぐ相手と向きあうのが礼儀だ!」と主張しているだけあり、馬に乗って翻弄するシャルルを毛嫌い。
対戦になると、まず「貴様のような卑怯者は、俺の木刀で根性を叩き直してやる!」と宣言。
ただ、正攻法で戦うコンド―に、シャルル相手は分がわるい。
「卑怯者」と罵られても屁でなく颯爽と馬に乗り、攻撃をかわしつつ、隙を突いて背中などに鞭を打ってくるから。
呻きながらも「真っ向勝負をしろ!」と怒鳴るのに聞く耳を持たず、まっすぐ見つづける彼の視界外から、鞭でばちん!ばちん!
鞭が叩きつけられると、胴着が破れていき、肌が露わに。
とくに胸に攻撃が集中し「はぐう!ひぎい!」とどこか悩ましく鳴いて、上半身をくねらせるコンド―。
裂けた胴着から覗く乳首は真っ赤に腫れあがり「ひいああ!」とが喘ぐたびにぷるんぷるん。
「ここも打たれたいようですね!」と下半身の膨らみにも鞭をふるわれて「はぐううう!」とイってしまい。
胴着が裂かれて裸同然となり、画面端に手を突いてうな垂れる。
それでも「真っ向から、対峙、できない、臆病者・・・!」と噛みつくのに、せせら笑って「ここ欲しがっていますよ?」と尻の奥に鞭をいれてぐちゅぐちゅ。
「卑怯上等に背後からぶちこみましょう!」
七色の光に包まれながら馬と走りぬければ、その衝撃を受けて「おふうううう!」と背中を反らせて痙攣。
その声をリフレインさせて倒れこみ「K.O.」となったのに、ため息をついて肩の力をぬいた。
「おまえ、いつも負けると顔を真っ赤にするよな」と指摘されてふり向けば幼馴染の笑顔。
彼がいつも使うのはシャルル、最後のは得意の必殺技で。
「そんなに悔しいのか」とにやつくのに「いやいや、いつもご馳走様」と胸の内で返したものだ。
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