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彼はマッサージ師のくせに触られるのに弱すぎる
俺は腕利きのマッサージ師。
有名なスポーツ選手の顧客を抱えて弟子もいる。
弟子のなかで、とくに見こみがあるのが大鉄。
能力が高く、勉強熱心だし、元柔道家とあり筋肉質且つ爽やかな男前で、客受けがいい。
外見も中身も文句なしなれど、一つだけ不安が。
俺のマッサージを受けてくれないこと。
勉強の一環として、弟子にはマッサージを受けてもらうのを、大鉄は頑なに拒否。
「畏れおおいですし、先生の技術は先生だけのものですから」と。
恐縮して断るから「いや、大いに技術は盗みたまえ!」と押しつけられず。
断られるのに気分を害してはいなく、むしろ冷や冷や。
「ほんとうは俺のことキライなのか?」「弟子になったのを後悔して引きぬいた俺を恨んでる?」と考えてしまい。
気を揉みつつ、本人に聞けずにいたところ。
休憩になり、スタッフルームに行くと、遅番の大鉄がソファに座り寝ていた。
呼吸をするたび、胸が上下するのを見て手がうずうず。
「弟子の勉強のため」といいつつ、大鉄の体はそれ抜きでもマッサージしたくなる。
耐えられずに「ちょっとだけ」と首を揉み揉み。
「ん、はあ、ああ・・・」と色っぽい声をあげ悶えるのに、どきり。
思わず手を放そうとして、気がついた。
ズボンのもっこりを。
触るまえは平常だったはず。
「どういうこと?」と思いつつ、生唾を飲みこんで首を撫でつづける。
さらに喘いで腰を揺らし、ズボンの天辺を濡らして「はあう、もお、せんせ・・・!」とイったよう。
さすがに目を覚まし、俺の顔を見たとたん「あの!」と言い訳を。
「俺、好きな人に触られるとすぐに、その!
だから女の子にフられちゃって、それで先生にも」
泣くのにかまわず胸を揉んで「ひい、はう、あああ、先生!」とイかせる。
そのあともマッサージをつづけ、困惑しつつ射精しまくる大鉄に囁いたもので。
「俺のマッサージで人がいい反応するのを見るのが好きなんだ」
「だから、もっと見せてよ」とテクニック全開に尻の奥をほぐして連続絶頂させ、マッサージを継続しながら俺のを丸丸飲みこませて腰を強打。
「おふうう!せんせ!俺!クビしないでええ!」と艶やかな筋肉美をこれでもかと見せつけながら、あられもなく淫らに乱れるのに、どれだけ注ぎこんだものやら。
なしくずしにエッチをしたとはいえ、これを機に俺たちは恋人に。
「大鉄に色目を使う男の顧客がいる」との話を耳にし、日日、葛藤しながら大鉄を抱き経営に尽力もしている。
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