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そして王都を進みますが、町の様子が変です。
あれほど活気のあった町が静まり返り、商店の品物も少なく、町には親子連れの魔族の物乞いや道路の端に寝ている魔族もいます。
ドーマが町の魔族に事情を聴くと新しい魔王が、税金を大増税して厳しく取り立てた為に魔界の魔族が、貧困に成ったようです。
「あの大臣。酷いことをするわね。絶対に許さない。」
ドーマは、四天王を念話で呼び出しています。
「ドーマ様。良くお戻りに成りました。勇者殿も一緒で良かったです。ではミーラスを倒しに行きましょう。新魔王の悪政を止めさせて下さい。」
四天王は、ドーマ達を連れて王城に入り謁見の間に入ります。
「四天王よ。裏切ったのか。」
「煩い。ドーマ様を追放した貴様は認めない。」
「ミーラス。いや新魔王を討伐に来たぞ。」
「私も戦うわ。覚悟。魔族の敵。」
スレイヤーとドーマは、剣を抜いてミーラスに切りかかります。
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