夏雲が浮かぶ頃

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夏雲が浮かぶ頃

四角く切り取られた空。 広さが分からない長方形の空。 その爽やか過ぎる青を埋め尽くすように、真っ白な入道雲が威張り腐るように立ち昇っている。 熱が差し込まない白い部屋で、父は何を思っていたのだろう。
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