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それ以来、夜子は永井と顔を合わせていない。
避けているからだ。
永井は女子人気が高い。
予備校だけのこととはいえ、仲良くしているところを見られたら、
よけいな嫉妬を買うことになりかねない。
お詫びなんてアメくらいでちょうどいいのだ。
それも、スクールバッグからすぐには出てこなかった。
どこかのポケットに入って引っかかってしまっているのかもしれない。
なんとなくコンビニに寄る気にもなれず、夜子はそのまま高校へ向かった。
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