闘病記

５月３０日 ①

昨日の誕生日には
皆様から　たくさんの
お祝いコメントをいただき
感激しています

しかしながら昨日は
1分に20回〜30回　激しく咳き込み
咳の回数的には
自分の誕生日史上最高記録を樹立（笑）

あまりに咳き込ので食事も進まず
夜も眠ったような眠れないような

今も　ここまで書く間
１行につき５〜6回　咳き込み
勢いよく咳き込むと吐きそうになる
のだが
吐けるものが何もないので
吐いてはいません（笑）

まあ　故郷への凱旋で
体力の何倍もエネルギーを使ったから
当然の結果とも言える（笑）

そんな状況でも気持ちは明るく元気！

皆様と共に在る　という安心感は
本当に僕の命を根底から支えている

咳き込みながらも僕は笑っている
不気味だろ（爆笑）

昨年の暮れ　化学療法の合間に
風邪か何か咳と鼻水がひどかった時は
今より体調が悪かったはずだが

時間は相当にかかったが
時と共に回復した

今度も気長に向き合うしかない

どんな苦痛も困難も　
その最中には不安になるものだが

ゆっくり丁寧に対応していれば
少しずつ快方に向かう

それは　ある意味
地球の摂理　人間の摂理の
自浄作用と復元力を信じて
身を委ねること

自分の力は
地球の力でもあり
人類が持つエネルギーそのものであり
人間は　他の大自然の生命と同様に
決して単体で生きている生物ではない

その地球という星の総体として
自らの命が発生し
何かの役目を果たしていることを思えば

自分だけが苦痛を味わっている
などという気持ちにはならない

自らの痛みは
例え　僅かだとしても
地球全体の中の一つの不具合であり
自分だけで戦っているように見えて
実は地球そのものが
人間一人一人の痛みを癒そうとして
ありとあらゆる手段で命を応援してくれる

それぞれの症状に効く
動物・植物群（漢方薬）

人間同士の力強い支え合い
新しい出会いに　弾む希望
旧知を温める　深い安堵感

目から耳から人間の心身を潤してくれる
美しい空　雲　木々　草花　虫たち　も

地球は全力で僕の不調を治そうと
応援してくれている

この感覚は子どもの頃から感じていた

地球への全面的信頼と親近感（笑）
草原に寝転がり
太陽に手のひらを透かしてみては

太陽系の安定感と大自然の摂理に
身を委ねる幸せに感謝すると同時に

例え　とんでもない人間が
どんな悪事を企てようが

太陽系の力強い摂理を変えることなど
できる訳がないんだ　という
揺るぎない宇宙への信頼が
常に心のどこかで自分を支えてきた

親族Ｓが　
診療の合間に見た虹の写真を
送ってくれた

虹という現象も
人類を温かく包み込む大自然が生み出す
幸せを運ぶ奇跡だ

目に見える　耳に聞こえる　肌で感じる
すべての自然に　感謝できる心があれば

地球は　きっと　その心を豊かにする
もっともっと素敵な贈り物を作り出す

たかが咳き込んでいるだけで
大袈裟な話だろう（笑）

だけど　皆様のそれぞれの心身も
僕と同じ地球の一部に違いない
ということを　
あらためて意識して欲しかった
誰のどんな苦痛に対しても
地球は　太陽は　月は
決して見捨てることなく
共に回復する力を生み出して下さる

それを信じて　
そのエネルギーを
細胞の隅々にまで行き届くよう
丁寧に感受することは

僕のように不治の病を患っても
薬と同じくらい効果的に
自分を活性化してくれる
そう信じている

太陽系の優れたエネルギー循環

僕らは個々の瑣末な障害を超えて
大きな大自然のエネルギーを
積極的に感受する時

目先の苦しみなど
気にならなくなる

まだまだ大切な報告が残っているのですが
咳が止まるまで　気長にお待ち下さい

ショパンも　いつも咳がひどくて
喉が傷つき血を吐いていた
そのため結核を疑われ
塩対応された記録が残っている

だけど彼は　もしかすると
その激しい痛み苦しみを知っていたから
素晴らしい音楽を生み出し続けたと
僕は思ったりする

逃れられない痛みと苦しみを
知っているからこそ
僅かな静寂の時に
寝る間も惜しんで作曲した彼の曲には

恐るべき人間の深淵が描き出されている

優しさ　華やかさ　激動　渇望
どんな言語にも変換できない
人間の魂そのもののエネルギーが
萌えたつ音で表現されている

それを　まざまざと感じ取れる人間は
同じ苦しみを知る者たちだ

苦痛も　不運も　どんな負の感情も
人間そのものを深く知る上では
欠かせないものだ

ここに集う皆様とは
共に手を繋いで

ありがたく痛み　ありがたく苦しみ
ありがたく乗り越えて参りましょう

長崎の海と島々
思い出すと
心まで　南国の穏やかさに包まれる