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ちゃんと、お互いに分かってる。
私たちは、付き合ってるわけじゃないって。
キス以上なんてしたら、
たぶん、私たちの関係が終わるし。
きっと..............................
──────鷹斗の未来も潰れてしまう。
鷹斗は、いま人気のバンドマンだから。
鷹斗はでっかいドームを埋められる。
そう心から信じて...........................
「明日、頑張りなよ、」
もう、今日で会わないと決めて言葉を発した。
「..................きょーか、」
鷹斗が名前を呼ぶなか、私は玄関に向かうと。
ゆっくりと、靴を履き始めた。
鷹斗が砕けたように呼ぶ、
〝きょーか〟って呼び方がすき。
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