将来の夢は優しいお母さん 〜霧の森公園の不思議〜

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ケチャップで炒めただけのご飯とぐちゃぐちゃの卵を乗せただけのオムライスの日

味付けも濃すぎるか薄すぎる両極端になるせいか由夢が食べてくれない事も多々ある。
そんな状態に文句を言わない方が無理だ。

片付けや掃除は汚れが残っていたり、端に物を寄せただけ

由夢の世話は自分の都合がいい時の数カ月に1度程度のお迎えや、風呂場で洗うだけの由夢のお風呂入れぐらいだ。

最初の頃は我慢をしたが、やはり気になるので注意をするとその作業を避けるようになっていき、私がやる事になっていった。

2人が寝室に行ってから冷静になると言い過ぎたかなと反省をするが、それと同時に何で私が悪いのだろうか、こっちだって必死にやっているのにまるで私が悪者のような言われ方をされた事に腹が立つ。

由夢を幼稚園に預けて、お迎えはパパが来るという事を先生に伝えてから出社した。
今日も終業時刻と同時に会社を出てきたが早く帰る必要はなかった。

旦那が夕飯の準備もすると言っていたが、最近偏食気味の由夢がちゃんと食べてくれるだろうか。
お風呂もあまり好きではないから逃げるだろう。そんな状態の由夢をあの人が１人で出来るだろうか。

不安に思いながらぼんやりと自転車を走らせているといつもと違う道を走っている事に気が付いた。
道を間違えた？
いつもの道はどっちだと辺りを見回していると小さな看板を見つけた。