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思わず、反射的にギュっと目を瞑ると。
──────ちゅっ。
と、いっちゃんのくちびるが触れた場所は......
「〜〜っ、おでこ?」
「そ。李里、明らかにビビってるし」
「ぅ、ごめん、」
私が、少しビビってるのを察して。
いっちゃんは、おでこに、
〝マシュマロみたいなキス〟をしてくれた。
そして、そのまま.....................
「ココ、いつかしたいから俺と付き合って」
私のくちびるに指を乗せながら言ういっちゃん。
「ぅ、いつか、私に、
〝マシュマロみたいなキス〟するのはいっちゃんだけね?」
返事をする代わりに、
私もいっちゃんの真似をするように。
いっちゃんのくちびるに指を乗せた。
「ばぁか。李里以外、ありえねーよ」
そう言ったいっちゃんが、もう1度。
私のおでこに、
〝マシュマロみたいなキス〟をしたのは言うまでもない。
fin.
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