主人との出会い プロローグ

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主人との出会い プロローグ

私が21の頃、主人は40でまだお店のお客様だった。 主人は毎日お店に通って閉店まで居るのが当たり前になっていて、自然と付き合うようになった… 周りからは主人の粘り勝ちと言われていたけれど私は主人の面白さや優しさが好きで、いつの間にかコロッと心が主人の方へ向かっていってた。 お互いバツイチで、結婚には興味が無く3年程付き合った頃にいきなり主人が「トラックの持ち込み辞めて正社員になることにしたから結婚しよか~控除とかもあるし」とぶっきらぼうなプロポーズをしてきた。 正社員になると収入が半分以下になるのに?やっていける?と不安だったけど好きだったから即役所に行き、休日窓口に婚姻届を提出した。成人の日だった。 好きな人と同じ苗字になるのはとても嬉しかった…。 それから初めての会社の健康診断があった。 肺活量が6000以上あったのは驚いた、そして血液検査は見事に引っ掛かり大きな病院で再検査してくれと。 この頃はお酒もよく飲んでたので「γGTP引っかかったな」くらいに思ってた。 だけど違った… 引っかかったのは【C型肝炎ウイルス】だった
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