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C型肝炎との戦い
C型肝炎の感染が分かってから先生に聞いたのは主人の感染経路は?家族も感染する?ウイルスは治療出来る?肝臓がんになる?山ほど質問した。
普通の夫婦生活での感染は無い、歯ブラシや剃刀の共用はダメつまり血液感染でうつる。
母子感染や汚染された注射器の使いまわし、汚染された血液製剤や血液、汚染された針での刺青…
主人は汚染針での刺青が原因だった。
必要も無い余計な事をして感染した。今更後悔して…考えが足りないからこんな事になる。親泣かせた結果がC型肝炎ウイルス感染。
癌はウイルスを排除できて肝硬変にまで至らなければそこまで怖くない、 先ずは治療を開始することが大事だと。
助成申請の条件で肝生検をする事になり初めて入院する事に…
肝生検当日、平気そうな顔でベットに寝ころんだまま手をヒラヒラさせて「行ってくる~」と余裕そうだった。
私は主人が出ていったあとの病室で一人で椅子に座って待ってた…が、静けさが無性に怖くて談話室に移動した。
主人が出て来るであろうエレベーターの方を見て待ってた…1時間程で主人が戻ってきたので一緒に部屋に戻った。
主人に一人でこの部屋に居るのが怖かった事や待ちくたびれた事を話しつつ肝生検の事を主人に聞いた。
「肝生検は局部麻酔した後に脇腹にバーベキュウの肉や野菜を刺す鉄串みたいなのを刺されて怖かった」と。
私とは違う事で主人も怖がっていた。
3日で退院した。
この当時の治療法はインターフェロン治療だけだった。
莫大な治療費が掛かると聞いてて不安だったのに先生が「今は助成あるから良かったなあ月1万〜3万や所得で変わるけど大体1万やわ」ちなみにこの先生は今も毎週主人がお世話になっています。
治療も毎週土曜日にペグインターフェロン注射1本と、抗ウイルス薬の「コペガス」を毎日飲むだけだった。
仕事をしながら治療出来ると聞いて安易に考えてたけど間違いだった。
主人は壊れた。心も体も蝕まれそして壊れた。
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