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岩山先輩と別れて。
颯真と向かったのは、夕の丘公園。
私たちの家から割と近所にある公園で。
昼間は、子供たちで賑わっているけど。
夕方は、あんまり人がいない。
そして........................
「で?」
「ん?」
「懲りずにまーた、〝告白〟したわけ?」
公園のなかのひとつのベンチ。
颯真の鋭い視線が私に向けられているのが分かる。
「ぅ、そりゃ、そーまみたいにモテないけど、
私だって、ふつーに恋ぐらいするの!!」
今まで、何度も〝好き〟だから告白した。
なのに............振られるのは何度目だろう?
私は、回数も覚えてないぐらい、
男の子に、ひと目惚れしてはフラれている。
仮にも、JKと言う名の女子高生だし。
もうすぐ高3になる高2女子なわけで。
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