夕暮れの丘で待つ君へ。

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「ありゃ?最近1年生の間で、 しょっちゅう名前出る男の子じゃん」 私と同じく会話を耳にした瑛海ちゃんが呟いた。 その一方で........................ 「............モテすぎでしょ、ばか、」 誰にも聞こえないような声量で小さく呟く私。 それもそのハズで、 名前が出てた『西山くん』こと、 西山充希(にしやまみつき)くん。 彼は、私より1つ年下の幼なじみ。 家が隣同士で、ママたちも仲良し。 物心ついた頃には、 充希くんがいつも傍にいて。 幼稚園のころの、 おままごとも、泥遊びもいつも一緒。 小学校の時からのゲームだって、 充希くんと意外ほとんどやらなかった。 充希くんは、 ゲームが上手いから、頼りになるって理由で。
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