夕暮れの丘で待つ君へ。

それに...........................

年下のくせに、私よりも、
頭のいい充希くんには何度も助けられてきた。

でも、それは、
充希くんが中学の時までの話し。

充希くんは、
高校に入学した途端、めちゃくちゃモテだした。

それで、なんか、話しかけにくくなって。

............たぶん、軽く1ヶ月ぐらい会話してない。

それが寂しいって、
思っちゃうのは、わがままかもだけど。

充希くんの人間関係ジャマする権利ないし。

遊ばないように我慢しているのだ。

そうぼんやり考えていると..................

「うーり？帰らないの？」

いつの間にか、
私の顔を覗き込んでいる瑛海ちゃん。

「.........ぅ、あ！帰る！」

そう言って、瑛海ちゃんを追いかけたとき。