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 「俺のせいだ、アイツが死んだのは。」  俺がそう言うと菜々美は俺の横顔をじっと見た。  「きっと俺への当てつけだ。今までアイツの言うことを真に受けなかった俺への復讐だ。そうだ...そうに違いない。」  言葉を発する度皮膚の奥深くから冷たい汗がじわじわと滲み出てくる感覚があった。きっと菜々美は混乱している。俺の顔を目にとめて離さない。  「私は直人(なおと)の味方だよ。何があっても。」  いつもは「なお君」と呼ぶ菜々美の口から「直人」と聞いたのは久々だった。それだけ真剣に聞いているのだと伝わってくる。だから俺はあったことを菜々美に話し始めた。
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