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次の日、
アイルさんのニュースが気になっていた私は、
出社して来たミズさんを見かけると、
急いで駆け寄った。
「おはようございます。
あの…アイルさんのニュース見ま…」
「おはようー。
深追いしないでって言ったよねー」
ミズさんは笑顔でそう言うと、
会議室に向かって走っていってしまった。
残された私は、少し震えていた。
『ミズさん…?』
いつもと同じほわほわした笑顔だったのに、
何かが違った。
私は、自分の腹のあたりから頭の先に向かって、
鳥肌が駆け抜けるような、ぞわぞわしたものを感じていた。
まもなく、GOTTANの派遣契約期間が満了する。
もうここを辞めよう。
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