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「んん‥」
ああ、温かい‥なにこれ布団?
「あ、起きた?」
「うはぁ!?」
ゆっくりと目を開けると目の前には見慣れた天井‥ではなく知らない青年の顔。
驚いて声を上げると、小さく肩を揺らしながら笑い始めた。
「ははは!うはぁって!うはぁって‥!あははは!!」
「‥‥‥」
なにこの人。
起き上がって、ひぃひぃと浅い呼吸を繰り返す青年を見る。
「あ、笑ったりしてごめんね? でもおかしくって‥ははははっ!」
「‥‥‥」
謝りながらも笑い続ける青年に冷めた視線を向ける。
本当になにこの人。
初対面なのに失礼極まりないんですけど。
ひとしきり笑ったあと青年は、ふぅと息を吐き出して私を見た。
「いきなり笑ったりしてごめんね?だからそう拗ねないでよ。それより具合はどう?痛いところとかある?」
「ないですけど‥」
「なら良かった」
にこりと人のいい笑みを浮かべる青年。
その青年の格好を見てある疑問が浮かぶ。
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