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キスをしたその日はドキドキして眠れなくて、目が赤い俺の顔を見た柚葉が
「凛くん、ウサギさんみたいな目をしている」
と笑ったのも忘れない。
一瞬キスをしたのがバレたのかとヒヤリとしたが、どうやら違ったようで、その笑う笑顔に俺はますます惚れてしまった。
365日柚葉と共にありたい。
柚葉以外俺の目には入らない。
柚葉が居ない人生など考えられないし、柚葉が存在しなった人生も想像がつかない。
それほど柚葉は俺にとってお姫様的な唯一無二のとっても大切な宝物であり、できるなら他の男の目に入らないようにラプンツェルのように高い塔にでも閉じ込めておきたい。
その色素が薄い長い髪の毛で、俺だけをその塔に上らせておくれ。
***
柚葉にとって俺以外の男が目に入らないように努力をし続けた。
結果として、幸い容姿は先祖や両親の遺伝に恵まれ他の女子達から好印象を得られるほどの外見をしており現在も身長は成長中。瞳の色はグレーがかった黒色をしており、祖父が外国人だった為少々日本人離れをした容姿をしている。
名前も特に申し分ないだろう。
「凛くん、柚葉に勉強を教えてあげてね」
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