ゆずハニー

8/83
前へ
/83ページ
次へ
と幼稚園の頃に柚葉のお母さんに頼まれてから、必死に勉強もしまくって常に学年の上位争いに食い込んでいる程血眼になって勉強に励んだ。 勿論、柚葉を護る為に視力を悪くはさせてはいないが少し悪くなってしまったのは後悔しているが、高校生になった今でも柚葉と他の兄妹達の勉強を教える為に家に出入りができているのでそれくらいは譲るしかない。 本当は裸眼でもいつなんどきでも護れるように裸眼で生きていきたかったが仕方がない面もあるだろう。 高校2年生になる今でも柚葉の勉強に付き合えるほど俺は柚葉の両親から信頼を得ている。 運動も最初は駄目駄目だったが、ひたすらサッカーボールを追いかけて走りまわり、時間があるなら常にボールを操り続けた結果、それなりの成績を保てるようになったし得意競技がサッカーになれた。 母さんに家事を教わりながら家庭科も頑張った。 そしてなによりも清潔感も忘れてはいけない。 不潔は1番女子に嫌われると誰かが居室で話しているのを聞いた時から、俺は風呂は念入りに入り、身だしなみを整え、体臭にも気を使い、時にはスプレーをかけるなどを心掛けていたら、放課後に忘れ物をした教室に戻ろうとしたときに
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加