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じっと見つめ合う二人。
こういう言い方をすると誤解を受けそうだけれど。
門番男の口元がふっと柔らかくなった。
「……ようこそ、シャンシャン館へ」
「え……?」
そして入口を開いてくれる。
「あの、いいんですか?」
「いいも何も、ここは元々お前のために作った場所なんだからな。もちろんシャンシャンもだよ」
「え? ……いや、待って、もしかして、あなたって」
門番男が兜を外した。
爽やか笑顔のイケメンが現れた。
「久しぶり、野々華」
「お、お兄ちゃん!?」
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