未来の砂嵐

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『将来は海の見える赤い屋根の家で一緒に暮らそう!』 そう約束をしたのは、もう数年前のこと。 あの頃は何も怖いものなんてなかった。 君と見据える未来を心待ちにして、嫌な仕事も卆なくこなした。 まぁ、オレもまだ若かったし……。 だけど、何もかもが上手く行っていた日常は脆くも儚く崩れていった。
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