第三話
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第三話
時計の針がいくつ回ったのかも分からないほど、私たちは2人で星を望み続けた。 張りつめた空気の中、無数の星が夜空に浮かんでいる。 当たり前だけれど、この世のものは全て宇宙にある。 そして、私たちの見えているのもは宇宙の一欠片にも満たないほどのものなのだ。 こんなことも、忘れかけていた。 流れ星はまだひとつも目にしていないけれど、星雲のあまりの壮大さに何度も息を飲んだ。
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