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第1部きっかけ
幌内六華(ほろないりっか)
何の変哲もないごく普通の20代の女性である。唯一違う点を上げれば精神が不安定で定期的な通院をしている事である。
生きる上での活力だとか、希望等は高校を卒業したのと同時に捨ててしまった。
そもそも精神が安定しないのに、学校に行くのは困難であった。社会人でのライフワークに関しては壊滅的であった。
そんな彼女だが、大学のオープンキャンパスで出会った在学中である奏蒼弥(かなでそうや)と出会う。
蒼弥は、物静かな青年で特定のグループを作って行動をしたりはず、言わいる一匹狼って奴であると、後に彼の口から聞いた。
そんな彼を六華は当然無関心だった。
そもそも六華は大学に進学する事自体躊躇っていた。一刻も早く精神の病を治し社会人として働きたかった。
しかし、両親から説得された。
「貴方小中高とろくな学生時代過ごして無いじゃない。このままだと何も思い出残らず終わるよ。そんな人生過ごして欲しくないのよ」と言われた。
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