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大量消費社会
大量消費社会が限りなく進んでしまった22世紀、学校では「個性」が大切だと言われて久しい。そのスローガンに見合って、家電や自動車など奇抜なデザインのものが飛ぶように売れるようになった。そして、ついに文房具メーカーと洋服メーカーが協同で開発した「洗って何度も着ることができるノート」が発売された。紙にロゴや絵を自由に書き込めて、そこで個性を競うのが流行った。 しかし、弱点は素材が紙なので、すぐに破けてしまうことだ。でも、何度も破れても個性を出さないといけないので、飛ぶように売れた。おかげで洋服メーカーは大きな利益を生み出すことに成功した
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