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45 リリアン・オスニアン変態伯夫人 ※
俺とガリアードの凌辱劇は終わった。
あとは父が何とかしてくれると思い、俺は黄色いハンカチーフを振るも、ガリアードに止められて、解せない暴力を夫にふるったところで、泣き落としで終わりにしてもらった。
あんな演技で本当に、終わるの?
そして俺の辺境伯は、まごうことなき変態伯だった。そして今日から俺は、変態伯夫人と巷で言われるようになるのだろう。
父からは、あまり詳細は聞いていなかったが、陛下に直接今夜のことをお見せすると言っていたから、俺は王族が見守る中、公開変態プレイをしてしまった。もちろん裸も結合もないけれど、言葉と暴力の変態プレイは見せた。宰相である父の顔に泥を塗ることにならなければいいのだけど。もうやってしまったことは戻らない。
今はガリアードの寝室に移動した。ひとしきり文句を言いきった俺にガリアードがキスをして、始まった。
もうしないよ? 変態プレイ。
俺は普通に抱いてもらうのが一番好きなんだよ。旦那が変態顔して襲ってくるのはやはり怖いし、先ほどの変態劇も割と苦痛だった。演技だってわかっていても、自分じゃないことをするのは辛かった。
俺はリリアンなんだよ。正真正銘幼い頃からリリアンなんだから、暴力、罵りとは無縁の世界で生きた、生きた妖精さんなんだ。
そんなことを想いながら、組み敷かれていく。
「ん、んん、あん」
「リリアン、可愛い。この小さくと可愛らしい男の子から、もっといっぱい汁を出して、夫に飲ませてくれるね?」
「あん、いやぁぁー」
じゅぼじゅぼと吸われた。こいつめ! 俺のミルクが飲めなかったからって、直飲みを始めたよ。凄い吸われ方をして、もちろんお尻にはガリアードの硬くて大きな指が入ってくる。もう、これだけで欲望をはき出した。
「ああ! 出るっ、ああああ」
「ん、ごっくん、ぷはっ、たくさん出たね。よく頑張った」
「あ、はぁ、はあ、はっ」
「ああ、可愛い、リリアン。まだ挿れないで、ここをもっと虐めたい」
「も。もう無理です、僕の体力、嫁いだ頃よりは付いたけど、でも、お尻でガリアード様を感じたいから、そこはもうお許しくださいっ」
ガリアードがデレた。
もう、簡単に喜ばせる言葉をはきだせるくらいに俺は成長をしたんだ、いつまでも戸惑うだけのリリアンじゃないからね!
「リリアン、あなたの言葉が全て可愛い。言葉ごと私が飲み干そう」
「えっ、ぶぶっちゅ、んちゅっ。んんん、く、くるしいっんちゅっ」
「はぁ、はぁ、リリアン、はぁ、はぁ、んちゅっ、じゅっ」
キスがしつこくて、長くて、どんだけ唾液を送ってくるんだよ。そしてそれをまた自分で飲み込む。ちょっと性癖だいぶヤバイ。やばいけど、これが俺の旦那だと思って受け入れている。
「はぁ、ああ、も、挿れてっ」
「お尻、今何本入っているか言えたら挿れてあげる」
「え、さ、三本!」
「ぶぶー! まだ二本でしたぁ」
「あ、ああああ」
お尻の中のいいところを指でつつくなぁー。
どんなクイズ番組だよ、なにがぶぶーだよ。もう早く終わりにして欲しい。俺のライフは先ほどの凌辱劇だけでもだいぶそぎ落とされているんだ。
「不正解のリリアンには罰があります!」
「えっ、な、なに?」
ガリアードが俺を起き上がらせた。そしてあぐらになって俺を後ろから抱き上げた、ちょっとお尻が浮いている状態。えっなに?
「結婚してだいぶたったし、できるよね? 自分でここに挿入ってきてごらん」
「え……」
「上から体重を落とすんだよ、ほら、私の肉棒を持って支えてお尻にピタッとつけて」
「うっ、あ、はぁん」
俺は言われるままに、ガリアードのピンと勃起しているソレをもってお尻の孔に充てた。そしてゆっくりと体重を落とす。ガリアードに背中を見せて、背面座位? お互いが前を向いている状態で自分から後ろのガリアードに入っていく感じ。なに、この卑猥な姿勢。
「あん、あっ、い」
孔がぴくぴくいう。ガリアードは後ろから支えているけど、片手は乳首をこねくり回して、首元に思いっきりキスをしている。なんて器用な変態なんだ!
「くっ、リリアンっ」
「あん、あ、あん、大きいっ」
ガリアードのブツを俺の孔にゆっくり進めた。
「あっ、これ以上は怖い。ああ、あ」
「くっ、上手いよ、リリアン」
するとガリアードが俺を支えていた腕の力を抜くと、ガツンと挿入してしまった。
「ああああ! はっ、いたっ、ああ!? 固いっ」
「もう少し緩めろ! くっ」
むりだよ全部挿れちゃったけど。こんなふうに入れたのは初めてだから、流石に痛い、それでも汗を流しながら、ガリアードを受け入れた。
「あぁ!? 全部入った」
「くそっ、リリアン、気持ちいい、なんて気持ちいいんだ、動いて?」
ちょっとじっとしていたけれど、動けと要求されて、ガリアードの太ももに手をついて精一杯動いてみた。やはり慣れていない行為なので難しい。
「お願いっ、ガリアード様も動いて、もうだしてぇ、早く、早くイッてぇっ」
「くそっ、おねだりだけは一人前だな、後悔するなよ!」
そこから結合音と粘着音が混じり合う。リリアンの悲鳴とガリアードの獣のような吐息。俺は声を抑えずに、ひたすら喘いだ。そして悲鳴も上げた。
「ぁああ! だめっ、そこだめぇ、当たってるぅ、熱い、熱いヨォ、たすけてぇぇー」
「耐えろ、リリアン! うっ、くっ、くそっ、なんていやらしい孔だ!」
あぁ、気持ちいい。俺はすでに何度も出していた。ガリアードはまだフィニッシュしない。下からすごい勢いで突き上げられる。体はガリアードが支えてくれるけど、辛い。
「はあ、あ、あ、あっ、またイっちゃう、お願いっ、もうイッて! もう無理、死んじゃうっ、ああ!」
「わかった。出すぞ、受け止めろ! イクっ、うっ」
「ああん! いやぁだぁぁぁぁぁー」
そしてガリアードの上で俺は体重を落とし思いっきり深く刺さっていた。ガリアードは挿入して最後の一滴まで入れ続けている。俺の体はぴくぴくっと痙攣している。
「リリアン、よく頑張った、愛してるよ」
「あ、あん、あああ、も、だめっ」
そこから何度もガリアードにいろんな体位を試された。それはもう恥ずかしすぎるのと、あの卑猥なジェルなんかいらないくらいのイキ地獄を味わった。俺の夫は、断罪が終わってタガが外れたらしい。
あれ、今日って普通のプレイあった?
いや、どれも初めての経験だった。やはり変態プレイを好む変態夫で変態伯だった。そしてそれを柔軟に受け入れる俺は変態伯夫人?
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