極道の推し活、始めました【完】

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「いくつか、ご報告したいことが…」 言葉を濁しているのはおそらく、私がここに居るからだろう。部外者の私に聞かれるとマズい内容だから躊躇しているのだと悟った。 「……立て、お前の始末は後だ。」 腕をグイッと引いて立たせようとしてくる仁睦さん。しかし先程のやり取りで完全に腰を抜かしてしまった私は自力で立つことは出来なかった。 「……おんぶ、」 上目遣いで仁睦さんを見上げてそんなオネダリをしてみせると、大きなため息と舌打ちで返されて…そのままズルズルと身体を引きずって歩かれた。 ──…お尻痛い、服が破れる、、 数歩歩いてからこの運び方は要領が悪いと思われたのか、身体が宙を舞った…と思った時にはもう既に仁睦さんの肩に担がれていた。 「ス、スカートっ…パンツ見えちゃう、」 「黙れ、ガキに欲情する低俗な人間なんてウチには居ない」 ……失礼だな。確かに昔から童顔で年齢よりだいぶ下に見られることが多かったし、最近では"ロリ顔ヒラリー"なんて言われて大学でメイドごっこをして遊んだりしている。 メイドっぽい口調で同年代の男子と話すだけで昼ごはんを奢ってもらったりカフェでドリンクを奢ってもらったり…と、割といい遊びだったりするんだなぁこれが。 って、顔はともかく…スタイルに関してはそこそこいい身体してる自信があるのですが?見てもらってもいいですか?むしろ触ってもらっても大丈夫ですよ? 「──Fです。」 「……」 「Fでっす!!!」 「……」 「Fカップありま、、んぐっ、」 胸のサイズを暴露しているにも関わらずシカトをされ続けたので大声を出したのですが、ハンカチ?タオル?分からないけどなんだか布のようなものを口の中に押し込まれて言葉を発することを禁じられた
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