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制服2
忠和は、居間に座る。
その周りを先輩方が囲んでいた。
「何枚あるんスカ。」
「袴と、ブレザーだな。」
高杉は意外と面倒見がいい。
「みんな自由に着てるから気にしない。」
久坂が紙パックのお茶を飲む。
「先輩たちは着ないんスカ?」
「あとで着る。可愛い後輩がいるから。むさ苦しい中3の裸を見せるわけにも行かないし。」
一桜も紙パックのお茶を飲む。何故か着流しを着ているのはこの際気にしない。
「私もいるしね。」
紫雲寮の紅一点の天舞音も桂の膝枕の上でいった。
(この人スキンシップ多い・・・。)
「流石にね。君には毒だよ。」
そう言って天舞音の顔を覗き込んで微笑む桂。
完全にバカップルだった。付き合っているのかも知らないが。
一通り制服の説明が終わると、
「はーい!じゃあ、ここからは、入江天舞音のトークショーに移ります!」
拍手が響いた。和セーラーの懐から紙を取り出して言った
「紫雲寮にはルールはありません!すべて寮長の指示に従ってもらいます。
また、部屋の改造は自由です。犯罪行為、及び寮長または学院側から指示があった場合は、出ていってもらいます。以上。」
「早えな。」
「こういうのって普通寮長がやるもんだと思うんだけど。」
「スイマセン。」
寮長は高杉だったらしい。
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