出会い

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出会い

川を下って行くと、だんだん水がしょっぱくなってきた。僕は水面に顔を出す。水面で反射する太陽が眩しかった。 目の前には大きな橋が見えた。あれは閉鎖できないことで有名な橋。随分と遠くに来たものだなあ。 ボーっと景色を眺めていると、ニュルッと近くにやって来た者がいる。しかも僕に声をかけてきた。 「おや、メダカ君じゃないか。こんな場所にいるなんて珍しいねえ。散歩かい?」 「どうも、ウナギさん。ちょっと海まで行ってみようかなと思って」 「ほぉ〜、海まではまだ距離があるから大変だぞ。わざわざ海に行って何をするのさ?」 「ちょっとね。海の大きさを体感したくて…ね」 「海は確かに大きいぞ。波が高いから流されないようにな」
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