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⑴
私のかよっていた小学校では、ウサギを三羽とニワトリを二羽飼っていた。
月ごとに飼育当番が決まっていて、私のグループはウサギを任されていた。
ある日、ウサギ小屋の掃除をしていると、何か白いものが埋まっているのを見つけた。
掘り出してみると、それは小さな白い骨だった。給食で出た鶏の手羽元の骨にしては小さすぎる。
私は見つけた骨とウサギの足を見比べてみた。ウサギの骨を見たことはないけど、これがそうなのかもしれない。
私は他の飼育当番の子たちにきいてみた。
「これ、ウサギの骨かな?」
一人は「さぁ?」とホウキで掃きながら素っ気なく返した。
一人は興奮した様子で「絶対そうだよ!」と食い入るように、骨を見つめた。
「ウサギ同士で共食いしたんだ! だから、一匹いなくなったんだ!」
きいてもいない考察まで語る。だけど実際、三羽いたウサギは二羽に減っていた。
すると、最後の一人が笑って言った。
「それはないよ。僕達は毎日エサをあげているじゃないか」
だけど、私はとっくに発見していた。彼らが嘘をついている事実を。
それは、
…… …… ……。
…… …… ……。
…… …… ……。
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