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「でもさ。好きな子が目をキラッキラに輝かせて俺じゃない男の話をしてるの、本当は嫌なんだよね」
話を振ったのは自分の方なのにとツッコミたいがスルーする。
「だからもっと共通の話題が欲しい訳で」
「別に私は共通の話題なんてなくて良いけど」
「冷たいなぁ。ああでも」
浅井はハンバーガーを皿に置いて頬杖をつき、にっこりと目を細めた。
「言葉が冷たい人は、心が優しいって言うもんな」
「は?」
言葉の意味が分からなくて、素というか、普通に嫌な声を出してしまった。正面の顔は私のフォークを持つ手に向けられている。敢えて見ている訳じゃないんだろうけど、見られていると思うと食べづらい。
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