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またKHAKICROWN曰く外部の者に送った〘Nコード〙には次の〘ゲーム会場〙への〘案内状〙が記されているだけで〘組織〙に対する直接的な〘ダメージ〙は存在しないと言う。
そして〘全て〙の〘法則〙に気付いた者以外には決して辿り着けないその〘館〙に誰かが足を踏み入れたとしても…彼らが生きて外に出ることは有り得ないと言う。何故ならそこは〘咎人〙を〘断罪〙する為の館だからだ。ボロ雑巾をゴミ箱に捨てる様にあっさりとKHAKICROWNという〘男〙はいとも容易く人を殺めてしまう。それがわかってるからこそ〘ミゲル〙はKHAKICROWNと〘leupent〙との間に割って入り彼らの〘注意〙を別の何かへと逸らす為にあえて〘自分〙と言う名の〘異端者〙をそこに放り込んだのである。
そうした一連の出来事があって…ミゲルがやれやれと言った表情で廊下の窓を開けて物思いに耽っているとKHAKICROWNがこちらに向かって近付いて来てミゲルに話しかけた。
KHAKICROWN「ウッフフフっ(笑)!!?ご協力感謝致しますっ!!?」
ミゲル「なぁーに?俺は本当の事を伝えたまでさっ!!?」
ミゲル「それに…嘘はついちゃいねぇっ!!?どのみち奴にも伝えなきゃならなかった事だ」ミゲルはKHAKICROWNの言葉にそう返すと…タバコに火を付けて空を見上げた。
この時…ミゲルにはわかっていた。この〘Nコード〙を解いた先に待ち受ける〘未来〙が…そしてこのKHAKICROWNという〘名〙の〘男〙の中に見え隠れするカリスマ性と〘残虐性〙は時に〘怪しげ〙に時に〘大胆〙に彼らの〘心〙を狂わせていく。その光は危うく光り色鮮やかに闇夜を照らしていく。そこから見えた〘狂気〙の〘仮面〙が世界を包み込んだ時…惨劇の舞台の幕が上がる。
そう今ゆっくりと世界は回り始めた。地球が自転する度に流れて行った〘時間〙は色鮮やかに咲いて1つの〘花〙を咲かせた。狂気にも近い残虐性を秘めたその花の事を人々は「ロベリア」と言った。
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END
とあるミニゲームへの案内状を複数名の男たちに送付したKHAKICROWNは誰が辿り着くのか考えていた。一方でそうとは知らない〘黒瀬〙たちはKHAKICROWNの巧みな〘罠〙にハマっていく。そして辿り着いた館の先で次週「惨劇の館」「第6話へ続く」
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