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レイモンドたちが到着して、5分が経過した。
改めて青年を見つめ直した時、咎人はあることに気付いた。
青年は先ほどと変わらず、結界を素手で殴り付ける。
それなのに、拳にはひとつも傷がない。
咎人はジョナサンを見た。ジョナサンは青年を観察したまま、「拳の皮膚が破れないのは妙ですね」と呟く。彼も咎人と同じ異常に気付いたらしい。
すると、レイモンドが口を右手で押さえたまま、静かに笑い出した。
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